サバ缶とボッコちゃん

青魚と短編小説をこよなく愛するコピーライターです。 ブログタイトルは時々変わります。

書きたいはうれしい

 

文章には、書かねばならないと書きたいがあると思う。

 

書かねばならないの筆頭は、いまなら仕事メールかしら。

「お世話になっております」や「メールありがとうございます」に始まり

ふさわしい内容が誤解なく伝わるように書く。

顔が見えない相手に粗相がないようにと神経を使うから、

時間もかかる上に自分のキャラもちょいちょい偽っていて心苦しい。

 

子供の頃なら読書感想文かしら。

私はこの感想文というやつが苦手で苦手で、

すごく面白かった本でも「感想文に書きなさい」と言われると固まってしまい、

話の筋を追ったようなつまらない文しか書けなかった。

今思えばコツみたいなものをつかんでなかったせいだと思うのだが、

じ〜んと来た時点がクライマックスで、

読み終わってしまうともう思い出したりすることが

面倒だったのだと思う。

 

コピーライターの仕事は受注で、分類からすると

「書かねばならない文章」になるのだけど、

「この事物を世に知らしめたい!」というお客さんの希望を

意気に感じてよっしゃ!と腕まくり、

「この部分をこう伝えたらいかが」と知恵をしぼる作業は

マジでめちゃくちゃ楽しくて、

あれはいかがか?これはどうでしょう?を一日中でもやっていられる。

これはつまり「書かねばらない」を「書きたい」に転換していて、

この転換の部分こそが「提案」になるという。

そう考えるとしあわせな仕事だなあ。

と、今ごろ気づく。

 

「ちゃんと自分の人生がのっかってる言葉は強い」

と言っていたのは誰だったかしら。

 

これはきっとそういうことなんだ。

 

 

チームワークのキラキラ

 

ホメ前提なので名前を出させていただきますが、

輸入食品雑貨の「KALDI」。

その三軒茶屋店がいつ行ってもすばらしい!

何がというと、スタッフが。

品揃えや陳列は他店同様なれどスタッフが全員が店を

楽しそうに!親切に!流れるように!

切り盛りしているだけでなく、

各人が使命感に溢れているというか。

 

行けばほとんど会えるハスキーボイスにメガネの小柄な女性が

リーダーだと(おそらく)思われるのですが、

彼女以下、全員女性のスタッフはいつもハキハキシャキシャキ。

ものを尋ねたら軽く世間話をはさんで教えてくれたり

在庫がなければ代替物を提案してくれたりと

それぞれオリジナルな話し方の接客で

うちの店が大好き!という感じが伝わってくる。

クリアな統率の下に個人のパフォーマンスが自由に発揮されている。

これは最良のチームワークなのではないか!?

買い物しているだけなのに、

そのチームワークのキラキラにこっちもなんか元気が出ちゃう。

クッキーやらチーズやらワインやらを抱えつついつも感心しています。

 

自由がほしくて会社をやめた自分なのに、

こんな「職場」はちょっと羨ましいなぁ。

 

 

なにを書こうかな

 

仕事のアーカイブサイトを作り直すタイミングで

長らく放置していたブログページも新しくすることにしました。

で、ここではどんなことを書こうかな。

好きなことについてじゃないと続かないよなぁ〜というわけで、

読んだ本のことや映画のことなどを中心に、

ふだんふと胸をつかれたことを書き留めていこうと思います。

…普通だ…

大して深いことは書けそうにありませんが、

いくつかやっているSNSでの書き散らかしより少しは面白くできたらいいな。

コラムの練習といったかたちで進めていこうと思います。

 

さて、なにを書こうかな。

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