サバ缶とボッコちゃん

青魚と短編小説をこよなく愛するコピーライターです。 ブログタイトルは時々変わります。

知らないことを知ろうとすること

 

人生は短いね。

 

と突然思ったわけではない。

が今年もあっというまにすぎてもう師走。 

一年の計を元旦に立てる派では全くないものの

年頭に漠然と

「英語をもうちょっと使えるように」

「できたら一人旅」

「週一程度は更新するブログを開設」

などの思いはあった。

なのに結局何一つ実現しないまま、

ふやけた年末を迎えている。

 

1年経つということは1歳年をとるということで

知見も人としても深まっていきたいのに、

勉強することについては中学以来のばかちんのまま。

情報に触れたり知識を得ることは好きだけれど、

私がしているのは「好きなもの」「好きな分野」を

手当たり次第貪っているだけで、

まあ言ってみればおやつを食べているのと同じ…。

本来すべき勉強とは

「まだ知らないことを知ろうとする」ことなんだろうな。

 

実は最近ある人が

「なるべく興味がない分野の本を読むようにしてる」

と言っているのを聞いて感心したのだ。

「好きでちょっと知ってる分野」を深掘りするのは楽しいけれど

「ほとんど知らないこと」を耕していくことは

とっつきにくいがゆえにアタマが刺激されるし

想像もしなかった面白いことが見つかって

解釈しだいで意外にも自分のフィールドで役立つ、

なんてこともありそうだ。

 

ならばまずは「自分が知らないこと」を知らないと。

 

自分はどんなことに「興味がない」だろう?

どんな分野のことをまるで知らなくて、

これまでどんなことを素通り、いってみれば

冷淡にしてきただろうか。