サバ缶とボッコちゃん

青魚と短編小説をこよなく愛するコピーライターです。 ブログタイトルは時々変わります。

ソーシャルとは窮屈なもの

 

SNSというものをやり始めて20年くらいたつ。ことに驚く。

最初はtwitter、同時期にmixiも始めた。 

 

昔から何か書くのは好きで、

小6の時きれいな日記帳をもらったのをきっかけに

日々を綴るというより、詩や短いお話みたいなものや

先生への要望書(!)や男子振り向かせ作戦(!!)等

子供らしいくだらないことを書きなぐっていた。

もちろん人に見せるなんて想像もしていなかった

(親には読まれた)。

 

大人になってmixiを知ると、

それまでHPを作る発想さえなかったのに

その便利さ楽しさに感動し、

書いたものに反応があることがうれしくて、精力的に更新した。

SNS黎明期の牧歌的・刺激的な交流も楽しかったし、

そこからだんだん記名で他者の目を意識するようになった。

mixiは5〜6年続け、そのあとFBに移った。

 

いまSNSで「忖度」「炎上」は日常だが、

ソーシャル・ネットワーク・サービスとは

小学生の日記帳ではなくて大人社会なのだから、

「マナー」という名の無言の縛りがあるし、

人の動向や広告も目に入るので

マウンティングや乗っ取りも起きる。

当然利用には気を使うべきで、エネルギーも結構いるから

疲れて離れたくなる流れは自然だと思う。

こんな、FBやLINEへの嫌気から生まれた新しいSNSだって

誰かが作ったフォームでソーシャルなもの。

記名でやる以上、忖度からは逃れられないと思う。

 

個人HP「サバ缶ボッコ 」をつくったのには

いま思うとそんな気分もあった。

ここは仕事サイトに紐付けているだけで、

リンクの目的は仕事に興味を持ってくださった人に

ちょっとだけ人柄もお知らせできたらということ。

見に来る人も少ない。

せっかく書いてるんだからSNSと同期したら?

と言われたりもするが、

なるべく小学生の時の日記帳に近い気持ちで書けて

mixiで芽生えた自己顕示欲もちょっぴり満たされるなら

これぐらいがちょうどいいのかな〜 

…なんて、

1ヶ月も更新が止まってたブログを前にして思案なげ首。

 

※参考資料

2017年「公表データ」で見る主要SNSの利用者数と、年代別推移まとめ