真剣な打合せ
いまカフェで仕事しているのですが、
隣席というか背後の席の会話が筒抜けで困ります(困らない)。
私は外に面したカウンターに座っていて、
真後ろの二人席で男性二人が仕事の話をしています。
・・・どうも、お金の話です。
その話とは、ひとりの「できない」社員の給料について。
憤慨しているのは私の真後ろにいる彼で(顔は見えない)たぶん経営者、
話をきいている方の彼は丁寧語なので、後輩か部下でしょう。
どうも、ここにいない問題の彼が、外に制作を「丸投げ」していて、
予算管理がルーズでリスクを考えておらず、経費も使い過ぎな上に
給料も高く取りすぎる、ということのよう。
その彼は私生活でも毎月どこぞに数十万の支払いがあるそうで、
そういうことも社長にとっては「ありえないだろ」と。
きいている方の彼は経理担当で右腕という感じなのかも。
彼にそんなこんなを注意して次のギャラの額を告げよ、
ということのようでした。
・・・振り返ってみました。
若い。二人ともポパイに出てきそうな服装の30代。
経営者らしい方の彼は「細かいと思われるかもしれないけど」と言いながら
びっしり数字の入ったノートを前に真剣でした。
聞こえてしまってごめんなさい。
人を雇うのって大変だな。
ひとりで開業している自分は、良くも悪くもこういう
「スタッフを抱えるリアル」は知らないままだな、
と思った次第。