サバ缶とボッコちゃん

青魚と短編小説をこよなく愛するコピーライターです。 ブログタイトルは時々変わります。

真剣な打合せ

 

いまカフェで仕事しているのですが、

隣席というか背後の席の会話が筒抜けで困ります(困らない)。

私は外に面したカウンターに座っていて、

真後ろの二人席で男性二人が仕事の話をしています。

・・・どうも、お金の話です。

 

その話とは、ひとりの「できない」社員の給料について。

憤慨しているのは私の真後ろにいる彼で(顔は見えない)たぶん経営者、

話をきいている方の彼は丁寧語なので、後輩か部下でしょう。

どうも、ここにいない問題の彼が、外に制作を「丸投げ」していて、

予算管理がルーズでリスクを考えておらず、経費も使い過ぎな上に

給料も高く取りすぎる、ということのよう。

その彼は私生活でも毎月どこぞに数十万の支払いがあるそうで、

そういうことも社長にとっては「ありえないだろ」と。

きいている方の彼は経理担当で右腕という感じなのかも。

彼にそんなこんなを注意して次のギャラの額を告げよ、

ということのようでした。

 

・・・振り返ってみました。

若い。二人ともポパイに出てきそうな服装の30代。

経営者らしい方の彼は「細かいと思われるかもしれないけど」と言いながら

びっしり数字の入ったノートを前に真剣でした。

 

聞こえてしまってごめんなさい。

人を雇うのって大変だな。

ひとりで開業している自分は、良くも悪くもこういう

「スタッフを抱えるリアル」は知らないままだな、

と思った次第。

 

f:id:akubikkuri:20190717211637j:plain