サバ缶とボッコちゃん

青魚と短編小説をこよなく愛するコピーライターです。 ブログタイトルは時々変わります。

TCCリレーコラムから「友を待つ」

 

8月にTCCのサイトに載せたものから。

3日目。

長らく続けてきたルーティンやくせをやめられるのか!?

そんなことについて書いています。

 

 

友を待つ

沢辺香

見た目はベテラン風でも近ごろは少し体力が落ちてきました。
まだまだ先輩方がいらっしゃるので甘えたことは言えませんが、
よく眠れてないとアイデアなんか出ないし
集中力だって夕方くらいまでが関の山。
また特に、
「イヤな気分を持ちつづける耐性」がなくなってきました。

若い時(40代も若いとする)は、体力や負けん気やその場の空気などに押されて
ハラスメントめいたことや苦しい気持ちにおちいった場面も、
なんとかやりすごそうとがまんしていました。
でも最近は、そういうことがあるとサッとしらけてさようなら〜とスタコラ気分に。

さらに、これはもしかして良い変化かも?と思うのが
『ほんとはこんなことしたくないな』とか、
『思ってもないようなことを今わたし言ってるな』みたいな
自分発のプチ嘘つき局面(みなさんありますよね??)が
以前よりうんといごこち悪くて、うまく取り繕えなくなってきました。

この先、キレ散らかすガンコ婆にはならないように注意したいけど、
理不尽を感じたらなるべく相手に伝えてすみやかにそこを離れるとか、
ちょっと勇気はいるけど、私は全くそうは思いませんね〜。と
意思表示をはっきりした方が相手にも自分にもよいなと思います。

そして最近はスタコラさようなら〜とは逆のことも思っています。
「気の合う人とはもっと会うのがいいなぁ」

SNSの狂騒から少し我にかえってみると、
友達?そんなにどっさりはいらないし、毎週会う必要?それもしなくていいと思う。
でも、たとえ何年か間があいたとしても、会いたくなったら連絡しようと思います。
そして時々誘ってくれるお友達や仕事関係のみなさんには感謝。

そしていまあまり親しくなくても、仲良くなりたい人には凸してみようか…
これまた勇気がいるけれど。

これって今までのちょっと格好つけてたことを少しずつやめていく、
っていうことなのかもなぁ。
とにかく、いごこち悪くならないように努めたり、
大切にすればするほど気分がよくなるような事には
貴重なエナジーをおしみなく注いでいこうと思っています。

…なんだか情けないことをいっぱい書いてしまいました。。
ベテラン風なのに。

***

ある男がふとルーティンから降りる…
そんな感じに聴こえるストーンズの曲。
Waiting On A Friend(友を待つ)/The Rolling Stones

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