サバ缶とボッコちゃん

青魚と短編小説をこよなく愛するコピーライターです。 ブログタイトルは時々変わります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

短く、あいまいに、予想通りに?

最近、ボディコピーの文字数が減り続けている印象があります。 読んでもらうためになるべく少なく書く。 セオリーは前と変わらないけれど 以前に増して広告文は歓迎されなくなってきた感があり、 最近は、10年前の半分くらいでまとめる感じ。 特にサイトは、…

ファストアタマ

先日「ファスト映画」なる言葉を知った。 既存の映画を10分程度に編集して 無断で説明の字幕や音声をつけたもので、 短時間でざっくり内容を知ることができる ファストフードやファストファッションの「ファスト」の映画版。 YouTube等の配信サービスにあげ…

共感おばけ(©本谷有希子)

先日の午後、ラジオでライターの武田砂鉄氏と 劇作家の本谷有希子氏の対談を聴いていて、はっとした。 本谷氏の新作小説についての紹介からの流れで、 彼女曰く 「何かものを創る際に『共感されるものを書こう』って してしまったら作り手として終わりだよね…

睥睨

突然ですが、熟語です。 睥睨(へいげい)。 意味:威圧するように周囲をにらむこと。 とってもおどろおどろしい漢字の印象。 「睥(へい)」の方は、 こちらを卑しい目つきでにらむ? いや「卑しい奴め!」とこちらを侮蔑するように? 「睨(げい)」の方は…

あしたはもっとよくなる(『三体』)

SF『三体』読了。 筋をものすごく大まかに言うと、 「太陽が3つある苛酷な星に住む三体人が、 移民先としてはるか彼方の地球に狙いをつける。 阻止しようとする地球人と三体人の攻防の中、 次第に宇宙の真理が明らかになっていく…」 という感じ。 文革期の…

目撃者ゼロの日のアリバイ

前々回書いた(あっもうひと月以上も前w) 映画館のご婦人もですが、 →この映画は人がたくさん死にますか? - サバ缶とボッコちゃん お年を召した方がよく(若い人よりも)街で 人に話しかけているところを見ます。 これはなぜだろうかと思いました。 想像。…

気持ちがひやりとした日のこと

いくらか前のことなので、そろそろ書いてもよかろうな。 その頃しばらく感情的にあまりうまくいっていなかったスタッフと、 ある日、お客さんに同行した帰りに少し打合せすることになった。 お客さんからの最寄駅は、 歩いてすぐだけど乗換えが少し複雑にな…

メルマガ、蚊柱のごとく

4月1日です。 話題に取りとめがなさすぎますが、 あまり考えると更新しなくなってしまうので 気にしないで書くことにします。 先日とあるマーケティングのウェビナーに参加したら、 それ以降大量の案内メールやメルマガが届くようになりました。 主催の情…

この映画は人がたくさん死にますか?

映画館にちょいちょい出没していると、 仕事では出会わない年齢や雰囲気の人々に遭遇します。 だいたい打合せの合間に割引価格で観られる日を狙って出かけるので、 平日の昼間が多いのですが、 この時間帯は、ひとりで来ている年配女性が多いです。 自分もた…

より揺さぶられた人が主役

連ドラも映画も、 いわゆる「人間ドラマ」が好きでよく見ています。 で、先週突然、感動するドラマってこんなんでは!? と気づいた気がしたのでメモ。 通常よくあるのは、 主人公がストーリーを進行させるパターン。 本人がさまざまな困難や喜びに出あって成…

その時ふたりは花束だった。 2021年1月ベスト「花束みたいな恋をした」

あれっこれうち? ゲームや映画や音楽や本などやや狭めの趣味が シンクロして恋に落ちる… 昔の自分たちのような、よくいる恋人たちの話。 さまざまなシーンに身に覚えがあって甘酸っぱかった。 行くはずだった同じライブ、減りかけのジャックハ…

なぜか映画が止まらない

映画をそこそこ観ています。 2020年は152本。 配信&リバイバル上映込みですが、 だいたいひと月12~3本の計算です。 こんなに見始めたのは、3年前くらいから。 5年前にフリーランスになってから、打合せが例えば 11時から京橋、16時から広尾、という具合に入…