物陰からガッツポーズ
広告の仕事をしていると、
担当した商品には思いっきり情がうつります。
私の仕事は主には、
すでに売られている商品の立ち位置やメッセージを
時代や市場の動きに合わせてリフレッシュし、
新たに広告に仕立てるという作業ですが、
クライアント直で商品企画の一から入ることも多く、
MDから「今度こんなものを考えているのだけど」という相談をうけて
どんな風に市場に出すかを一緒に研究しながら、
こちらではアイデンティティとなる言葉やネーミングを考えます。
そうやって新しくなった子(商品やブランドです!)や
市場デビューした子(商品やブランドです!)のことは
ほんとうに可愛くてしかたありません。
先日、とあるヨーグルトをリニューアルする仕事があったのですが、
もちろんスーパーに行くたび売り場をチェック。
そうなると、商品の向きやらなにやら気になります。
横を向いているやつは全てきれいに正面向きに。
商品が少なくなっているとつい
「ちょっと〜減ってるんだけど〜在庫あんの?」的な顔で
店員さんを見たりしてしまいます。
ほぼ毎日陳列の向きを直していたら、警戒されたか
最近はきちんと置かれるようになりました。
結構売れてる感じだ…うれしいな〜。
でもきっとこれ、監視カメラにヨーグルトの向きを
(それも特定のブランドだけ)直す中年女として映ってるよね…
もちろん時々、2分や3分は売り場の隅に立って
買っていく人を観察していますよ。
手に取る人がいたら?
…それはもう小さくガッツポーズ!